羊毛と革の靴について

kokonotsuの商品は羊毛と革をつかって、つくっています。
どちらも手間と時間をかけてつくられた素材です。
羊毛と革をつかった靴「yuke model」 を通して、kokonotsuのものづくりについて、少しご紹介いたします。

◉革について
・表側で使用している革は、ポルトガルの馬革。
植物タンニンなめしとよばれる革のなめし方でつくられた革で、経年変化が楽しめるのが特徴です。使い込むほどに、少しオイリーな感じも出てきて、色に深みが出て来ます。長くご使用いただき、革のエイジングをぜひお楽しみいただければ嬉しく思います。

・裏側に使用している革は、日本産の豚革。
「ラセッテーなめし」という有害物質が出ないように配慮された製造方法でつくられた革を使用しています。
現在、市場に出回っているほとんどの革が「クロムなめし」と呼ばれる製造方法のものですが、六価クロムという有害物質が製造過程で排出され、環境の汚染が問題になっています。そんな環境負荷を改善するためにがんばっておられるタンナーさんの革を使わせていただいております。

◉羊毛について
・kokonotsuのフェルト生地、織り生地は、すべて羊の原毛から手づくりしています。刈り取った羊の毛を洗ってとかし、染め、いくつかの羊毛を混ぜ合わせて、縮絨させることで、可愛らしい生地に仕上がります。
羊の種類もさまざま。偶発的にこの世に産まれたフェルトのおもしろさをお届けできればと思います。

!お手入れ
フェルト部分は100%ウールですので、特性上、こすられると毛玉が発生します。毛玉は、つまんで引っ張ってとるのではなく、根本からハサミで切ってしまうのがオススメです。糸切りバサミをフェルト表面に対して平におき、チョキンと毛玉を切り落としていただければと思います。

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